こどもまんなかと小中一貫校について考えたこと

今日は、こどもまんなかの保育と教育、質について考えを述べます。
そのきっかけになったのは、先日参加した箕面市議会主催の地域別意見交換会です。
テーマは各委員会付託内容で「ライドシェア」「小中一貫教育」「伴走型のサポート」「自転車通行レーン」などでした。
その中での小中一貫校についての私の考えを述べます。

まず初めに、こどもまんなかの保育と教育は、現代の教育の軸において重要な要素となっています。
こどもまんなかの理念は、子どもたちが学びやすく、成長しやすい環境を提供することを目的としています。

この理念に基づいた質の高い保育と教育は、子どもたちの将来に大きな影響を与えると専門家の方はおっしゃっていますし、実現したら本当に素晴らしい社会になると思います。
その中でも生きていく土台づくりの保育に関わる、こどもまんなかの保育とは、子ども一人ひとりの個性や発達段階に応じた保育を行うこととされています。

一方、こどもまんなかの教育は、子どもたちが自らの興味を持って主体的に学ぶことを重視するとされています。
このアプローチでは、教師はガイドとしての役割を果たし、子どもたちが自分の学びを自らコントロールする力を育てるとしています。

質の高い教育は、子どもたちに自己肯定感を持たせ、創造性や問題解決能力を養うことを目指すこととされています。
そのため近年、小中一貫教育が注目を集めています。この教育システムは、小学校と中学校の教育課程を一体化し、連続した教育を提供することをさします。いわゆる段差のない接続とも言います。

では、こどもまんなかの視点から見ると、小中一貫教育のメリットとデメリットはなんでしょう。
メリットは学年を超えた一貫したカリキュラムによって、子どもたちが無理なく学びを進めることができます。また、教師間の連携が強化されるため、子ども一人ひとりの成長や学習状況を継続的に把握しやすくなります。これにより、個別のニーズに対応した教育が実現しやすくなるというところがあります。
一方、デメリットとしてはこどもまんなかの理念に沿った小中一貫教育には、教育課程の一貫性を保つために、教員間の連携が欠かせません。それがうまくいかない場合、逆に子どもたちにとってストレスとなる可能性があります。また、小中一貫教育の導入には、学校設備の整備やカリキュラムの見直しが必要となり、初期費用がかかることもデメリットです。
さらに、こどもまんなかの視点から見たとき、特定の子どもに対する配慮が不足すると、学習意欲の低下や不登校などの問題が発生する可能性もあります。そのため、教育の質を維持するためには、教員の専門性や教育環境の整備が不可欠です。特に、子どもたちの多様なニーズに対応するための柔軟なアプローチが求められます。


結論として、こどもまんなかの保育と教育は、子どもたちが健全に成長し、社会で活躍するための基盤を築く上で極めて重要です。
小中一貫教育の導入は、その一環として有効な手段となり得ますが、教育の質を保つためには、さまざまな工夫と取り組みが必要です。

先日の市民と議会での意見交換では客観的なデータなどはなく「不登校が減る」「中一ギャップがなくなる」などと説明されましたが、前就学予定および就学人数の在籍児童数の実数ならどうなのか?ややるまえとした後の児童生徒のデータや教員からの調査などば全くなく、「別校種を一緒にやる理由」が見当たらず、その前に「チーム担任制」や「専科の科目別指導の導入」などを提案し、教員の働き方や質の向上に繋がる対策の方が子どもが幸せでは?子どもに聞いてみたら?って同じテーブルの参加者との意見になりました。

ここからは私の考えですが、私はこどもまんなかの環境をつくり、守るのは大人の役割だと感じています。


特によく質!質!といいますが、私の考える質の高い保育は、まず命が守られること。朝登園した子どもが無事に帰宅すること。そして、保育者や友達を支えに環境や生物に触れて会話すること。
それこそ、子どもたちの社会性やコミュニケーション能力の発達を促進し、将来的な学習の基盤を築く助けとなると考えています。

子どもたちが自分のペースで遊んで学び、成長するための環境を整えることが含まれているのです。
例えば、子どもたちが自由に遊びながら学べるスペースの提供や興味や関心に基づいたアクティビティを計画したり、そこを見守り、安全を確保する人がいるということが連想されます。
今のやり方でいいのか?と疑問を持つ方もいると思います。

だからこそ、専任の人の配置や保育では配置基準を整え、全ての子どもがどの地域でも同じ保育が受けられる環境と制度設計に取り組んでいるのです。それが私の保育運動であり、配置基準を変えたい理由です。そして、配置基準が変われば公立保育所からの実施になり、確実に全ての園に波及していきます。その基盤、土台になるために公立園所はあるのです。安易に人件費やハードの維持費などで見るのは間違っています。

子どもたち一人ひとりが自分のペースで学び、自信を持って成長できる環境を提供することが、こどもまんなかの保育と教育の本質であると言えるでしょう。そのためにはまず、箱を作るのではなく、保育者や教員の気持ちや働き方というソフト面の質を上げなければなりません。豊かな保育教育をしたい!と思わせる処遇や環境を作らねばならないと思っています。これは旬のものではなく、子どもが生まれてくる限り大人が保障すべき質だからです。

そのため、この理念を土台にした優しい箕面を目指したく「こども真ん中やさしい箕面へ」 という団体を作りました。

こどもを真ん中に、大人たちが手を取り合ったとき、
大人や子ども、障害のあるなし関係なく支え合って生きていけるのではないでしょうか?


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